こころの庵
はじめまして。
SELFRと申します。
普段は臨床心理士として精神科クリニックで働いております。
平たく言いますと、カウンセラーとして患者さんのカウンセリングをすることを生業としております。
「おうおう!カウンセラーかよ!なんともうさんくせぇのが出てきやがったな」
と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
実際、仕事をしていると、よく質問されるんです。
ウチの病院では、ドクターの診察の際に
「カウンセリングでも受けてみたらどうだい?」
という形で勧められます。
大抵の患者さんはドクターに言われることに逆らう人はいませんので
ただ言われるがままに
「まぁ、先生の言うことだし、なんか怖いけどクスリも飲みたくないし…。んじゃ一回だけでも受けてみようかな…」
という感じでおそるおそるカウンセリングルームの扉をソッ…と開けられるんですね。
まるで星飛雄馬の活躍を見守る、おねーちゃんのような感じで扉の隙間から…
いや、すみません。冗談です。
まぁ、そんな感じでカウンセリングがはじまるんですね。
そして、いよいよ第一回目のカウンセリング‼︎
どんな方かなぁ〜
と私も緊張気味で患者さんを待っていると
入ってきた患者さんは開口一番
「あの…カウンセラーって何者なんですか?」
とか
「カウンセリングって?なんなんですか?」
なかには、ものすごく怪しんだ目をして
胸の前にカバンを両手にギュッと握りしめ
万全の防御体制を整えながら…
「これは前世療法とかですか⁈スピリチュアルの江○さん的な…?あ、けど、着物じゃなくて白衣なんですね。っていうか私の後ろになんかみえてます⁉︎」
ちょいちょい!落ち着いてください!
いや、みえてませんから!
なんかもう、ついでに私もコワくなってきちゃったじゃないですか!
と、まぁそこまではウソなのですが
ホントにそれくらいの不安に満ちた表情で入室されるのですね。
確かに、カウンセリングというのは、普通の人にはよくわからないですよね。
かくいう私自身、大学の心理学部で心理学を学んでいた頃でさえ
「カウンセリングってなんなんじゃい!人の気持ちなんてわかるもんかいな!」
などと、どこの方言かもわからないような口調になってしまいましたが
カウンセリングというものに対して、なんとも不思議な怪しさを感じながら学んでおりました。
教科書を開けば、かの有名なフロイトさんが出てきては
患者を寝椅子に寝転がらせて催眠状態にさせ、過去の記憶を掘り起こしていき…
なんとその人は元気になったんです!
ほんまかいな!
なぞというようなことが書かれていたり…
まぁたしかにこうした催眠療法は、現在でもあったりするのは事実ですし
こうした療法があったことで、現在のカウンセリング理論が築かれてきたのもまた事実であります。
また、アメリカやヨーロッパではカウンセリングを受けて自己分析を行うことは、ごく一般的なことなのですが
ここ日本でとなると…
まだまだカウンセリングというものに対しての認知度が低いのは否めず
様々なイメージを持たれることも仕方がないことだろうなと思います。
「んじゃ、こうやってウダウダ言ってるカウンセラーのSFLFRさん!一体、カウンセリングとはなんなのですか⁉︎」
という話になるのですが…
そうした個人的な考えはまたタイミングの良きときに
ぼちぼちと少しずつお話していければなぁと思っております…。
そんなこんなで、私はカウンセラーとして朝から晩までみっちりとカウンセリングをしているのですが、
その中で日々感じることは
本当に人のこころとは奥深く、また難しいものだなと思います。
という訳で!
タイトルにあります通り、今日から!
「人間のこころ」をテーマにしたブログをはじめようと思います!
しっとりと徒然なるままに…
いや、しっとりって…
ただ、ときには、全く関係のないことを書くかもしれません。
そして、このブログの目的は…‼︎
人間のこころについて感じたことや考えさせられたことを
このブログで書いてゆくことで
それを見て頂いた方にとって、少しでも有意義ななにか…
サムシング的ななにか‼︎
をそれぞれに感じ取ってもらえればほんとに嬉しいことだなと思っています。
ということで、ぼちぼちとですが、今後もよろしくお願いいたします〜。
SELFRでした!